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【漫画レビュー/感想/あらすじ】怨み屋本舗STREAM 3【栗原正尚 】

よう、同志たち! 今日も今日とて漫画の世界にどっぷり浸かってるか?

突然だが、俺は声を大にして言いたい。この世には、人間の業とか、社会の闇とか、ドロドロした感情の煮こごりみたいなものを抉り出し、それでも最後に一筋の光(いや、むしろドス黒いカタルシスか?)を見せてくれる、とんでもない作品がある。それが、栗原正尚先生が描く『怨み屋本舗』シリーズだ。

そして今回、俺の脳髄をブチ抜いてくれたのが、その中でも特にエグみと深みがマシマシだった『怨み屋本舗STREAM 3』だよ! もうね、この巻はマジでヤバい。読み終わった後、しばらく放心状態になったし、同時に「世の中って本当に恐ろしいな…でも、だからこそ怨み屋さんが必要だよな…」って、複雑な感情のジェットコースターに乗せられまくったわ。

未読の奴は人生の半分くらい損してるレベルだから、とりあえずこのレビューを読んで、秒速で最寄りの書店か電子書籍ストアにGOしてくれ!


感情を揺さぶる”親”というテーマに震えろ!

『怨み屋本舗STREAM 3』、この巻はぶっちゃけ、「親」という存在の光と影、いや、ほとんど影と闇しか描かれてないんじゃねぇか? ってくらい、人間の根源的な部分に切り込んでくる。子供を育てる「親」という、本来なら尊く、愛情深いものであるはずの存在が、どうすればここまで道を誤り、どうしてこんなにも醜悪になれるのか。その深淵を覗き込める傑作だ。

概要にもあった通り、この巻のメインは二つのエピソード。

  1. 我が子をエサに善良な通行人を罠にはめ、高額な慰謝料を要求する「児童放置家族」
  2. 逮捕された息子の責任を被害者に押し付け、仕返しを目論む「クレイジーマザー」

どっちもね、もうね、胸糞悪いを通り越して「は? 人間ってそこまでいけるの?」ってドン引きレベルなんだよ。でも、それがリアルなんだよな、きっと。ニュースとかでさ、「え、なんでそんなことするの?」って思う事件がよくあるじゃん? あれが漫画として極限までデフォルメされつつ、かつ妙な説得力を持って描かれてるのが『怨み屋本舗』なんだよ。


最低最悪!「児童放置家族」編が抉る人間の業

まず、最初のエピソード「児童放置家族」について語らせてくれ。これ、マジでヤバい。

まさかの我が子を道具にする胸糞展開

登場するのは、世間にはびこる一部の「モンスターペアレント」や「乞食親子」の究極進化系みたいな家族だ。子供を公園や道端で放置して、危ない状況を作り出す。で、心配して声をかけたり、うっかりぶつかったりした善良な通行人に対して、「うちの子に怪我させた!」とか「精神的苦痛だ!」とか言って、高額な慰謝料をふんだくるって手口なんだ。

(゚Д゚)ハァ? ってなるでしょ? まじかよ、ってなるでしょ? それが現実的にありそうで、読んでるだけで胃がキュッとなるんだよ。親として、子供を守り育てる責任があるはずなのに、その子供を金儲けの道具に使うって、どういう思考回路してたら辿り着くんだ? もう人間のクズどころか、地球に生まれた生命体として破綻してないか? ってレベル。

しかも、子供も子供で、親にそう仕込まれてるから無自覚に「役割」を演じてる。それがまた見ててしんどいんだよ。子供は親を選べない、っていう現実が、こんな最悪の形で描かれるとはね…。

怨み屋さんの容赦ない仕置きにゾクゾクが止まらない

しかし! そんな胸糞悪すぎる状況でこそ、我らが怨み屋さんの出番だよ! 法では裁けない、いや、法があったとしても「なんだかなぁ…」ってモヤモヤするような、人間の心の闇に蔓延る悪意を、怨み屋さんは徹底的に、そして容赦なく、ブッ潰してくれるんだ。

この「児童放置家族」に対する怨み屋さんの仕置きは、肉体的暴力とかじゃなくて、まさに「社会的抹殺」。彼らが最も大切にしていた「金」と、彼らを成り立たせていた「家族の絆(と呼べるのかは疑問だが)」を、ジワジワと、そして確実に破壊していくんだよ。

最初は「ざまぁ!」ってスカッとするんだけど、その過程と結末がまたエグいんだわ。彼らがどん底に落ちていく様は、まさに因果応報。このスッキリ感と、人間の怖さを同時に味わえるのが『怨み屋本舗』の醍醐味だよね。読後感はね、なんかこう、胃のあたりがゾワゾワするんだけど、同時に「あー、溜飲下がったわー」ってなる、中毒性があるんだよ!


狂気と執念!「クレイジーマザー」編が示す毒親の末路

そしてもう一つ、この巻の衝撃度をMAXにしているのが「クレイジーマザー」編だ! これもまた、別のベクトルで「親」という存在の闇を描いてる。

理不尽極まりない親の責任転嫁

概要にもある通り、逮捕された息子の責任を、なんと被害者に押し付け、さらには「うちの子が逮捕されたのは、お前らのせいだ!」と逆恨みして、仕返しを目論む母親が登場する。

ちょっと待て、落ち着いて考えてみろ? 自分の子供が何か悪いことをして捕まったんだろ? 普通なら、反省して、謝罪して、今後の更生を願うのが親じゃないのか? それがどうして、「被害者のせいでうちの子が逮捕された!」なんて思考に辿り着くんだよ!? もはや思考のベクトルが宇宙の彼方まで行ってしまってる。完全にイカれてる。

この母親の、自分本位で、子供を盲目的に庇い、責任を他者に押し付ける姿は、まさに現代社会で問題視される「毒親」の極致だよ。被害者の方からしたら、自分の受けた被害も酷いのに、さらにその後の精神的苦痛まで与えられるって、もう地獄でしょ? 「こんな奴、本当にいるの?」って疑いたくなるけど、Twitterとか見てると、マジで似たような事言ってる人を見かけるから、それがまたリアルで怖いんだよなぁ…。

怨み屋さんの「慈悲なき裁き」に喝采!

そんなクソオブクソな母親に対しても、もちろん怨み屋さんは容赦しない! 怨み屋さんの手にかかれば、このクレイジーマザーも、自分の愚かさ、傲慢さ、そして親としての責任放棄の報いを、嫌というほど味わうことになるんだ。

彼女が最終的に辿り着く末路はね、もうね、絶句ものだよ。肉体的な痛みじゃなくて、精神的な、社会的な、そして人間としてのプライドを粉々に打ち砕かれるような仕置きなんだ。それまで彼女が縋り付いていたものが、一つ残らず、まさに砂上の楼閣のように崩れ去っていく様は、もう見ていて「よくやった!」「これぞ因果応報!」って拍手喝采したくなる。

この母親の絶望と、そこに至るまでの過程が、もう最高にエグくて、読んでるこっちの心臓がギュッとなるんだ。でも同時に、そのカタルシスたるや! 「世の中にはびこる理不尽を、誰かが裁いてくれる」という、ダークヒーローとしての怨み屋さんの存在意義を再確認させられる、そんなエピソードだった。


『怨み屋本舗』シリーズが持つ普遍的な魅力と深さ

『怨み屋本舗STREAM 3』を読んだことで、改めて『怨み屋本舗』シリーズ全体の魅力についても語りたくなったよ。

法では裁けない悪を裁く、究極のダークヒーロー

怨み屋さんはね、ただの復讐代行業者じゃないんだ。法治国家である現代社会において、法律の網の目を掻い潜ったり、証拠がなくて立件できなかったり、あるいは裁判で不当な判決が下されたり、色々な理由で「正義が果たされない」って状況が多々あるじゃん? そんな、被害者が泣き寝入りするしかないような状況で、怨み屋さんは颯爽と(いや、暗躍して)現れて、依頼人の「怨み」を晴らしてくれる。

それは時に、社会的に抹殺することだったり、精神的に追い詰めることだったり、物理的に消し去ることだったり…(いや、それはあんまりないか)。とにかく、その方法は多岐にわたるんだけど、共通してるのは「依頼人の怨みを確実に晴らす」ってことなんだ。

怨み屋さん自身も謎が多くて、その正体も、目的も、すべてがミステリアス。だけど、その存在が、現代社会に巣食う闇に対する、一種のセーフティネット、いや、ダークな正義の代行者として機能してるんだよ。この「法では裁けない悪を裁く」ってテーマが、いつの時代も人々の心を掴んで離さない理由なんだと思う。

人間の本質を抉り出すリアリティ

『怨み屋本舗』シリーズが恐ろしいのは、登場人物たちが皆、等身大の「人間」として描かれているところだ。被害者も、加害者も、そして怨み屋さんも、それぞれが抱える感情や背景が丁寧に描写されている。だからこそ、その残酷さや、人間の醜さ、そして時には滑稽さまでもが、リアルに心に突き刺さってくるんだ。

特に今回の『STREAM 3』で描かれた「親」というテーマは、誰もが一度は考えたことのある普遍的なテーマだ。自分自身の親との関係、将来もし自分が親になったらどうなるのか、世の中の親子の問題…色々なことを考えさせられる。

「子供を持つ親からすると、結構あるあるって思う相手」ってレビューがあったけど、まさにそれなんだよな。実際に自分の身の回りにいるような、「ああ、あの人だ…」って思わせるような人間のクズっぷりが描かれるから、読んだ時の「スッキリ感」も半端ないんだ。同時に、「いつか、自分も巻き込まれたりするのかな?」っていう、薄ら寒い恐怖も感じてしまうんだけどね。それもこの作品の魅力だ。


いますぐ手に取れ!『怨み屋本舗STREAM 3』は全人類必読!

さて、長々と語ってきたが、結局何が言いたいかっていうと、『怨み屋本舗STREAM 3』は、絶対に読むべき作品だ!

この巻は、人間の心の奥底に眠る闇、親という存在の業、そしてそれに対する怨み屋さんの容赦ない裁きが、最高潮に達している。読み終わった後、きっと君も「この世には、本当に怨み屋さんみたいな存在が必要なんじゃないか?」って、複雑な感情を抱くはずだ。

鬱屈した気持ちを抱えている人、理不尽な世の中にうんざりしている人、人間のドロドロした部分を覗き見たい人、そして何より、最高のカタルシスを求めている人。そんな全人類に、俺は自信を持ってこの『怨み屋本舗STREAM 3』をオススメする!

正直、単行本派の俺としては、発売されるのが待ち遠しくて仕方ないんだけど、こうやって改めて読み返すと、やっぱり『怨み屋本舗』は裏切らないなって思うわ。栗原先生、マジでこれからも期待してます! 次巻も秒速で読みます! 同志諸君、刮目せよ! そして、この傑作を己の目に焼き付けろ!

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